マリブの土地からはじめまして!

みなさん、はじめまして。

アメリカのカリフォルニア州マリブに長く在住する日本人です。

1995年にアメリカ人と結婚し、二人の娘たちの4人家族です。上の娘さくらはあっという間に来月18歳になります。下の娘、このかは14歳のお誕生日を迎えたばかり。

長い間、せっかく海外生活をこんな素敵なところでしているのだから色々なことをみなさんにシェアできたら、と思っていたんですが今回やっと動き始めました。。。

今回は子供たちのことについて。


今は上の娘、さくらの受験真っ最中です。こちらは日本のような受験はなく高校にいる4年間の成績やスポーツ、部活やクラブ、リーダーシップ等が重視されます。高校4年生になると、大学受験に必要なテスト、SATやACTといったものを受けてそのスコアも大重視されます。さくらはスポーツを全くやっておらず、最初の2年間は演劇部とコーラス部に所属。3年目からは、舞台に立つよりも舞台裏の方が興味が湧き、ステージマネージャーに転向し、リーダーシップを発揮し始めました。

フェミニストクラブといううちの子らしいクラブも設立し、今ではたくさんのクラブメンバーを抱え、昔はあんなにシャイだったさくらがこんな感じになるとは想像もつきませんでした。

こちらの高校生活は日本とは違う。もちろん勉強は同じく大変なんだけど、日本のようなあの感じがなく何より素敵だなぁと思うのは下級生も上級生もみんな仲良いこと。今の日本は違うかもしれませんが、私が中高生だった時は上下関係がめちゃ厳しくて、かといって年上の子達が年下の子達を世話しているかというと全くそんなこともなくただのイジメ、威張ってるだけだった記憶があるだけにさくらの学校の上下関係の感じにはとても羨ましく思っています。さくらも例外なく、いっぱい年下の友達もいて年上の友達もいてそれってとても自然だよな。

色々あったけれど、高校生活ももうすぐ終わり。もうすでにいくつかの大学からの受け入れがありまずは一安心。彼女は一安心なんだけど、親の私たちはこれからが勝負。何せ、大学資金がありえないくらい高い!異常な高さ。特にさくらが志望しているのは全て私立。平均年間500万円という、4年間行ったら2千万円という気違い沙汰。いったいみんなどうやって支払っているのだろう。。。

まずたくさんの奨学金制度に片っ端から応募すること。それとどのくらい国から援助が出るかもありますが、信じられないくらい細かいドキュメントを作成しなくてはならない。

一番大きいのは受け入れてもらった大学に直接自分を売り込み、頼み込み、うちはこれだけしか払えないと訴え、授業料を落としてもらう。アメリカっぽいですね。特に私立大学はこれが大きい。

しかしアメリカって本当に聞かなかったらものすごく損をする国です。未だに私には難しい技であります。アメリカ人はダメ元でそれは無理な交渉でしょうと思うことをサラッと手に入れたりする面白い人種です。時々そんな彼らにとても疲れる私ですが。。。

ということで、大学に進まれるお子さんをお持ちの方々、みんなで頑張りましょう。

下の子、このか(通称この)はまたさくらとは全然違う人生を歩んでいます。彼女は去年から公立のホームスクールのプログラムにて勉強中。ホームスクールってご存知ですか?

ホームスクールはオンラインの義務教育システムで、基本的に学校に行かずに家で勉強をすることが可能。マリブの学校はとてもいいのですが、かなりの子供たちはこのホームスクールシステムを利用しています。もう一つ興味深いのはインディペンデントスタディというシステムで、学校で取りたい授業のみ学校で取るというシステム。アメリカのこの選択の広さには感心。日本では登校拒否の子達が多いですよね。こんな教育システムの選択が日本にもあったら子供たちのプレッシャーも少なくなるでしょうね。

コノは友達がホームスクールをしていて興味津々だったんですね。それでやってみたい、という事になりホームスクールを始めてもうすぐ一年が経ちます。コノは昔から ー 生まれた時から ー ちょっと変わった子で、いつもものすごく静かなんだけど、これというものが見つかるとものすごいフォーカスなんですね。ある部分、とてもマチュアで大人も顔負け。さくらはまた全然違うクオリティを持っていて、姉妹こんなにも違うものなんだ、とうちの彼といつも感心しています。このは、基本的にくだらない友達と時間を過ごさなくてはならないくらいなら一人でいたいと思う人です。それをまた全く隠さない。親としてはヒヤヒヤで。。。私は人に嫌われないようにとか、みんなによく思われなくては、とかエライ余計なことばかり気にして生きてきただけに、彼女の行動を見て、”スッゲー”と驚かされることしょっちゅうです。あんな風に生きれたらあれはあれで良いのかもな、と毎日学ばされています。という事でホームスクールは今の所、気にいっている様子です。個人的には来年からはハイスクールという事もあり、学校に戻って欲しいかな〜。

私が思うところのホームスクールの利点:

自分のペースで勉強ができる。

好きな時間にできる。(なので、朝よく一緒にヨガのクラスに行ってしまったりしています。。。)

先生の独自の意味のないルールに振り回されず、成績も至ってフェア。先生の機嫌やなんやに成績が影響しない。

自分だけなので、時間が短縮。周りを待つ必要がない。


不利点:

ソーシャルライフ (うちの子の場合、サッカーをやっていて週3回は友達に会うしゲームも毎週末あるのと、しょっちゅうプレイデートも友達としている)学校でみんなと何かするということには確かに欠ける。

みんながみんな、モチベーションがあるわけでないので不向きな子もいる。

あとは学校に行かない不利なことは今のところ思い浮かばない。。。


私たち家族にとっては新しい試みのため、未だにあわあわしていますがドーンと構えているこのを見て、”オ、、オッケー”という感じで毎日やっています。みなさんはこのホームスクールどう思われますか?

次回はマリブのライフスタイルを紹介していきたいと思います。






さくらとこの

Malibu Blue

カリフォルニア州マリブから健康と美容、文化、子育て、お料理などをシェアしています。

0コメント

  • 1000 / 1000